正解は真ん中のスイッチが増えている、でした~。
今回取り付けをお願いしたのはこちら。
88ハウスさんのD.F.Cです。いわゆるサブコンピュータってやつです。9月号のAutoCamperにHKSのF-CON Dという同じようなサブコンピュータが紹介されていたんですが、
天邪鬼な私はヒトバシラーとしてあえてAC誌が検証済みのF-CON Dではなく、別のハイエース200用(1KD, 2KD両対応)の燃調サブコンピュータを付けてやろうじゃないかと。
ちなみに、F-CON Dとの違いですが、1台で1KDと2KDの両対応で、LowとHighの切り替えがあります。制御プログラムは当然違うんでしょうがどっちがいいかはわかりません。
パッケージ写真にあります取り付け後のエンジン出力のグラフがこちら。もちろんハイエース200での測定結果です。最初これを見て、60km/h位の時はノーマルより下回ってるのか?と思って聞いてみたところ、このあたりの下がっているところではアクセル開度を意図的に抑えているんだとか。で、特にパワーが落ちることはありませんよ、とのことでした。
じゃぁハイエースと同じエンジンのカムロードにも付けられますか、と聞いたところ、同型エンジンでも微妙にセンサー出力など異なることがあるので現車を確認させて欲しいとのこと。
というわけで昨日の朝から預けてまいりました。
実際には一部信号に異なる部分が認められたものの、プログラミング自体はそのままでもOKとのことで取り付けもしていただきました。ということで取り付け方法の説明はできません。一言でいうとECUからの配線を何本か切って間にD.F.Cからの配線を割り込ませるということです。AC誌にあるF-CON Dのつけ方と同じと思われます。同記事によりますと、ハイエースとカムロードでは配線の色が一部異なっているそうで、取り付けに際してはよく現車を調べる必要がありあます。
動作の方は、といいますと、概ね2500rpm程度の時のブースト圧がかかったときにエンジンコントロールユニットの出力をD.F.Cに切り替えるそうです。速度的には80km/h~90km/hといったあたりでしょうか。それまでの回転数ではノーマルのままの出力のようです。ですから街中走行ではほとんどD.F.Cに切り替わることはないようです。
新座から千葉への帰り道での走行フィーリングですが、
だいぶ馬力が上がった感じがします。速度の上がりにくい斜度、速度からでもグイグイとはいきませんが確実にノーマルよりも力強く加速できます。加速中にスイッチをオンオフしてみると、オンになったときに一瞬グッと出て行く感じになります。
カタログのように30PSとか40PSとか、本当にそんなに上がっているのかまでは私にはわかりませんが力強くはなってますね。
Low設定とHigh設定での違いはそれほど感じられませんでした。まぁグラフを見ても、100km/h位での出力はLow、Highともにほぼ同じですから、そこからさらに速度を出すと変わってくるんでしょう。
燃費がどうなるかはまだわかりません。そりゃあ燃料を増量して馬力を出すんですから、踏めば踏んだだけ悪くなるのが道理でしょう。ただ、重たい割に馬力のない車だと(キャンピングカーはまさにそうですね)アクセルを開けがちになるので燃費が悪くなりますから、アクセル開度が減るのであればかえっていいのかもしれません。
昔初代レガシーの1.8Lに乗っていたときは、馬力がないもんでアクセル踏んでしまい、当時燃費が悪いと言われていたターボと大して変わらないような燃費で走ってました。まぁ当たり前のことですが
走り方次第なんでしょうね。2500rpmまではノーマルと同じですから、のんびり走っている分には変わりがないはずです。
とりあえず私は燃費よりもMore Power ! なのでどっちでもいいです。
AutoCamper2010 9月号 P66 より F-CON Dの出力グラフ
AC誌の記事では、F-CON Dは中低速トルク重視、って書いてありましたが、このグラフを見る限りではやっぱり80km/hくらいから効果が出ているみたいですね。もっともAC誌で検証したのは3000ターボの1KDエンジンですから、私の2KDとはちょっと違うわけですが。
いずれにせよ、埼玉~千葉という関東平野のど真ん中での検証でしたので、よく行く関越赤城付近とか、中央談合坂付近の坂道の走行フィーリングを早く確かめてみたいものです。まあ現行のノーマル1KDと同じくらいには走るようになってるのかな?1KDに乗ったことがないんで比べられませんけどね
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