'08北海道(3) 網走

ノム

2008年08月14日 20:00

8/2
車内で簡単な朝食を済ませ、9:30ごろ道の駅を出発。網走刑務所に向かいました。結構広くて、一通り見学するとコースで1時間30分くらいかかります。厳寒の地での投獄の過酷さの一端を垣間見て、また道路事業などに多数の囚人が駆り出され、過酷な労働に多くの命が失われたということは恥ずかしながらはじめて知りました。時の為政者達の都合で政治犯として投獄された人も多数いて、過酷な労働に従事させられたというのは繰り返してはならない歴史ですね。
監獄博物館でも監獄食体験というのがありましたが(焼き魚定食といった趣でした)、お昼は回転寿司で済ませました。割とこぢんまりしたところでしたが味はなかなかでした。
当初の予定ではこの後知床に向かう予定だったのですが、もう少し網走にいることにしてオホーツク流氷館に行きました。氷点下18度の厳寒体験では、防寒具を着てぬれタオルを振り回し、ぱりぱりに凍らせることができます。
オホーツク海に暮らす「なめだんご(左)」や「ふうせんうおの稚魚(右)」も展示されていました。小さくて丸っこくてかわいい魚です。おなじみクリオネも展示がありました。お兄ちゃんはおみやげにふうせんうおストラップを買いました。
北海道周辺は、海流の関係で北半球でもっとも低緯度まで流氷が接岸するところだそうです。アムール川から淡水が流れ込み、表層に塩分の薄い層があることで凍りやすくなるのだとか。流氷は豊かな栄養をオホーツク海にもたらしており、接岸しなかった年には漁獲量が激減したそうです。地球温暖化で流氷が接岸しないといったようなことになると、大きな影響がありそうです。
長い地球の歴史を見れば、温暖化が進行しようがしまいがたいした意味はない事ですが、(数千万年単位で見れば、人間も含めて今いる生物の大部分は絶滅し新たな進化を遂げていることでしょうし、生命は過去に大規模な絶滅からも現在のような多様な生態系を再構築していますから)、われわれ人類が住みづらくならないために地球温暖化を防がないといけませんね。

あなたにおススメの記事
関連記事