100均DCコンバータをプチ改造

ノム

2010年09月09日 16:25

USB扇風機用に100均のシガーソケット-USBコンバータをちょっと改造してみようと思います。
お約束ですが、改造は自己責任でお願いしますね。

USB電源はご承知の通り?5V500mAです。最大2.5Wですね。

USB扇風機を乾電池4本で動かしたところ、6V(実測6.2V)になっているため若干元気に回っています。乾電池で使うのはもったいないのでUSBで使いたいのですが、電圧を少し上げてやりたなぁということです。


今回使ったのはこちらのDC-DCコンバータです。近所のシルクという100円ショップで買いました。同じようなのをいろいろなところで扱っているようです。


先端のヒューズ部分のねじを外せば、後ははまっているだけなので隙間にカッターの刃でも入れれば簡単にこじ開けられます。
内部はこんな風になっていました。

さて、100均、コンバータ、改造 なんて言うキーワードでググると先達のサイトがいろいろヒットします。どうやら同じようなICが使われているようです。


裏側の配線面はこうなっておりまして、紙に印刷して部品面と照らし合わせながら部品の配置を書き込んで解析します。とどうやら、他のサイトで解説されているのとほぼ同様のレファレンス通りのステップダウンコンバーター回路になっているようです。

で、電圧を変える場合はこの基板の場合R2とR3の比率を変えればよいらしい。もともとR2が1KΩ、R3が3KΩのようなので、出力電圧は(3k+1k)/1kx1.25V=5.0Vとなっているようです。
で、R2を750Ωに変えますと、(3000+750)/750*1.25=6.25Vとなるはずです。


抵抗の交換に使ったのはこちら。上はハンダ吸い取り器、下は離すと閉じるピンセットです。どちらもダイソー製品です。


こんなふうに、外したい抵抗をピンセットでつまんでたらしておき、下向きのテンションをかけておくと外しやすいようです。ハンダを溶かしたらすぐさまハンダ吸い取り器を当ててボタンを押すと、バシュッとハンダを吸い取ってくれます。


で、付け替え完了がこちら。実際には750Ω弱だったらしく、完成品(2個作ってみました)の実測値は6.6Vと6.7Vと予定より高めになっていました。扇風機の勢いは電池駆動よりも0.5V電圧が高くなる分さらに元気。といっても危なげない感じなのでこれでいいことにしました。今回の場合はR2を820Ωにすればだいたい6Vになるはず。R3も変更すればもう少し電圧をしっかり調整できますが、ひとまずこのままでいいことにしました。

ガワに戻しておしまいですが、あとで大きく電圧を書いたラベルをつくって貼っておくようにしましょう。同じUSB Aコネクタですが、他の機械を間違って差し込むと電圧が高いので壊れるかもしれませんからね。

ちょっとした事なんですが、インジケーターのLEDが控えめで大変よろしい。最近よく見る高輝度青色LEDバリバリのまぶしいインジケーターをつけている開発者は見習って欲しいもんです。

あとはスイッチをつければ文句なし、ですかね。


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